Seagate HDD ロック解除

追記:2016/06/12

この記事は7年程前に投稿し未だにアクセスされる方が多く解除が出来ているのか心配しています。 この記事の状況が発生しHDDのロック解除が出来ずにお困りの方々へお知らせ致します。 この度 IT大阪.com にてHDDロック解除代行作業のサービスを開始致しました。

ご希望の方は「Seagate HDD ロック解除 申込フォーム」よりご連絡頂ければ折り返し連絡させていただきます。


Seagatge Technology のHDDトラブルに運悪く遭遇し・・・ その復旧手順を公開いたします。

Linux系OSのデーターライブラリー専用の Seagate製 HDD : ST3500320AS [500GB] がリブート後突然サーバー機のBIOSで認識出来なくなりエラー警告が・・・・  昨年末に交換しまだ半年余りなのにと思いつつ、年初にNEWSで話題になった件を思い出しググって見るとなんと利用のHDD製品:ST3500320ASがヒットし、対策を調べてみるとBIOSからの認識不良はFirmwareの書き換えとの事・・・・・  詳細をメーカーに問い合わせるとシリアル番号とFirmwareバージョン確認でBIOSで認識出来ない場合はセンドバック方式で交換との事・・・・   「HDDのデータの復旧方法はございません。」とあっさり・・・・・  センドバック前に業者にて復旧依頼するか自己で復旧の選択でまずは自己復旧することとしました。

復旧方法の選択肢
1. 同製品のFirmware改訂版を購入し基板交換
2. Seagate 復旧関連サイトの情報を元にロック解除
今回はコスト最小方法の 2. のロック解除 に成功しました。

ロック解除時に必要な工具・パーツ・ソフト
[2015/12/26 リンク更新]
 ・HDD基板取り外し用レンチ:トルクスレンチ(サイズ:T6)
  PROMATE 精密ヘクスローブレンチ8p SHL-8 
 ・RS-232トランシーバ:ダイセン電子工業
  RS232Cレベル変換 ddkit0704
 ・RS232C用ターミナルエミュレータ:
  PuTTY

作業手順

1:ロック解除するHDD
Firmware

Seagate ST3500320AS
Barracuda 7200.11
500Gbytes
Firmware: SD15

2:基板を外したHDD
HDD

3:基板-表
PCB-FrontConnect-Front ハードディスク側接合面

4:基板-裏
PCB-BackConnect-Back トルクスネジ締め付け面
ケーブル
・左:シリアル ・右:SATA電源

5:RS232C トランシーバー
MAX3232 ダイセン電子工業
型番:ddkit0704 コネクタータイプ:DSUB-9Pin メス ¥750-
Power
-2 : B+ 3-5[v]
-4 : GND
Signal
-3 : GND
-5 : TX
-7 : RX

ddkit00704回路図 (PDF)

6:ターミナルエミュレータ(PuTTY)シリアル設定
・boudrate : 38,400
・data bits : 8
・stop bits : 1
・parity : None
・frow : None

7:HDDコネクタ
左端 Jumper block の接続端子利用しロック解除する
Connector-1

Connector-2

・ジャンパーピンを抜く
・2mmピッチ 4pin コネクター (型番:ヒロセ A4B-4S )
・コネクター右側より
-RX  : シリアル受信
-TX  : シリアル送信
-GND : グランド
-NC  : ノンコネクション

8:PC <-> RS232Cトランシーバ <-> HDD基板 を接続する
・注意:基板はHDDドライブより分離した状態
・RS232C トランシーバーを PC-COMポートへ接続
・RS232Cトランシーバー と Jumper block 4pコネクターを接続する
・基板へSATA電源を供給する

9:ターミナルより以下コマンドを送る
・[Ctrl]+[Z]  を送る
・F3 T> プロンプトが表示

基板はHDDドライブより分離した状態

F3 T>/2

F3 2>Z

Spin Down Complete
Elapsed Time 0.145 msecs

このタイミングで基板をHDDへ接続する
電源ON状態で接続するので基板ショートに注意!

F3 2>U

Spin Up Complete
Elapsed Time 6.794 secs
F3 2>/1

F3 1>N1

F3 1>/T

F3 T>i4,1,22

F3 T>m0,2,2,,,,,22
Max Wr Retries = 00, Max Rd Retries = 00, Max ECC T-Level = 14, Max Certify Rewrite Retries = 00C8

User Partition Format Successful – Elapsed Time 0 mins 00 secs

F3 T>

10:終了
・BIOSで認識することを確認 (このドライブは1度で認識されました)
・認識されない場合は上記コマンドを繰り返してみてください
・認識した場合は速やかにデーターバックアップしてください
・HDD交換はRMA (Return Material Authorization) 番号 が必要

参考サイト・資料
Microsoft Software Forum Network
Seagate Technical Support Asia Pacific
Seagate Diagnostic Command

追伸:2009/08/01

Seagate Japan の日本法人センターの千葉県へ7月25日交換返却で送料負担で送付したHDDの受領メールが翌週火曜日に送付されてきました。  その後3日後の7月31日には国際便(Singapore)で交換のHDDが返却されてきました。  重大なFirmwareの欠陥に対する迅速な対応には十二分に評価出来るものと思います。  だた、送料負担とデータ修復に関しての資料公開が無い事に関してはクレームは残ります。

参考資料として交換返却されたHDDのタグ画像を以下にアップいたします。
通常表記されていない [Certified Repaied HDD] 修復保証されたHDDとプリントされていました。  うる覚えですが確かこの交換HDDは3ヶ月の保証であるとの記載があったと思います。


ST3500320AS-Repaired